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シリンダーに要求される性能


 

 シリンダーに要求される性能のうち、防犯性能に関しては不正開錠による侵入手口に対する対策ができているかどうかになります。したがって >>侵入手口について<< を読んで頂いた方が分かりやすいと思いますので、お読みになっていない方は、先に >>こちら<< をお読みになってください。

 
 ピッキングに対する耐久性能

 防犯性能としてシリンダーに要求されるものの一つ。シリンダーのかぎ穴に特殊工具を差し込んで錠を操作する手口に対する耐久性能です。現在最も被害が多い不正侵入の手口の一つですので、十分な性能を持っているものを選ぶ必要があります。
 この性能に関しては、「特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律(平成15年法律第65号)」(通称ピッキング防止法)により、平成16年4月1日から性能を表記することが義務化されています。 

 
 破壊に対する耐久性能

 ドリルなどの工具等によってシリンダー自体を破壊し、錠内部の機構を操作するなど、破壊を伴った荒っぽい手口に対する耐久性能です。
 ピッキングが騒ぎになった時に、対象となっているシリンダーのメーカーが代用品として発売したシリンダーが破壊に弱く、ドライバー一本で開けられてしまう事が分かり、結局防犯としての意味が無いために数年で新型を発売せざるを得なかったのは記憶に新しいところです。
 鍵の挿入口や内部のピンに使われている材質などにより性能差が出ますが、
この性能に関しても、「ピッキング防止法」により、性能を表記することが義務化されていますので、購入の際に確認されると良いでしょう。

  
 カム送りに対する耐久性能

 特殊な道具を用いて、錠シリンダーを迂回し、直接錠ケース内部に働きかけてかんぬきを作動させ解錠する手口に対する耐久性能です。
 この手口に対しては、対応している錠と対応しておらず危険な錠がありますので、メーカーや型番を確認し、お住まいの錠が対応していなければ、対策が必要になります。 対応していない危険なシリンダーは >>こちら<< でご確認ください。

 
 サムターン回しに対する防犯性能
 

 カギ穴の横にドリルで直径1〜1.5センチの穴を開けて針金や棒などを通すなどして、内側のカギのつまみ(サムターン)を回して開ける手口に対する耐久性能です。
 現在、ピッキングとほぼ同数の被害がある手口になっており、今後は不正侵入における割合がトップになる事が予想されますので、しっかりした対策が必要です。

 
 使用頻度に対する耐久性能
 

 通常の使用においての耐久性能です。
 いくら防犯性能が高くても、通常の使用で支障が出るようなシリンダーでは全く意味がありません。最近のマスコミの報道により、どうしても防犯性能ばかりが騒がれますが、通常の使用に対する耐久性能は、最も基本的且つ重要な性能の一つとして見逃すことはできません。

 
 環境に対する耐久性能
 

 風雨やホコリなど、環境に対する耐久性能です。
 こちらも建具としての基本性能になります。経年劣化や風雨により、簡単に錆びたり壊れたりするようでは実用面において大きな問題があると言えます。
 特に海沿いや豪雪地帯など、環境が厳しい所に設置する場合、非常に重要な性能になりますので、使用に対する耐久性能同様、防犯性能以前の問題となりますので注意が必要です。

 まとめ

 現在の空き巣被害の状況を見ると、侵入までに5分以上時間がかかっているものは全体の30%以下になっています。これは侵入犯の心理として、侵入までに5分以上かかる場合は諦めるケースがほとんどである事を示しています。そのため防犯性能としての各性能が5分以上、できれば10分以上の耐久性能があるものを選択すると高い効果が期待されます。
 その他、建具として要求される性能に「使用頻度に対する耐久性能」「環境に対する耐久性能」がありますが、使っているうちに不具合が起きたり、風雨によって錆びたり壊れたりするものであれば、いくら防犯性能が高くても意味がありません。建具としての基本性能ですので忘れてはならない点です。

   

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